[2005.06.22]
  心の自害


 ▼AppleとIntel:今年最大の「ニュースでないニュース」(TidBITS)
  http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-783.html#lnk3


 いま,その刃を?

quote:マックがパワーPCの使用をやめ,インテル社のCPUへ切り替えると云うアップル社の発表は,最初はエキサイティングに感じたが,よく考えると今年いちばんの_ニュースでないニュース_だ。インテルチップのマックが出るまでの1年間はなにも変化がないし,実際に変わったところであまり気にならないと思う。アップルも開発者も短期的にはこの移行から得るものはなにもないが,長期的には今回の決断が間違いでなければ,マシンのパフォーマンスは向上してユーザーは喜べる。ただし,それは未来の話だ。

 インテル移行のニュースは公式発表の前から出ていて,それを耳にしてわたしは,またの話かと思っていた。つまりまったく信じてなくて,恥ずかしいぐらいに予想できてなかったことになる。というか,考えてもいなかった事態であり,口あんぐりで二の句が継げないというのが正直な感じだった。だから,もし本気でそれを予想して当たった人がいたら,尊敬しなければいけない。そしてそして,今年の1月にその発表があると予想していたのが,PCマガジン誌の名物コラムニストであるジョン・ドボラック氏だった(まぁ彼は古くからそれを云い続けてきたので,予想が当たったとは云いにくいのだけど)。彼は公式発表後のコラム(PC Magazineの記事)で,いろいろ述べている。そこから感じることも多い。もっとも考えさせられるのは,次のことだ。

 パワーマックG5が発表されたのが2003年6月のことだが,アップルは2003年(何月かは書かれてない)にすでにインテルとミーティングを行なっていたという内部情報があるらしい。2003年の時点ですでにIBMはセルチップでソニーとの連携を強めるなどしており,アップルは後回しの存在であって,ジョブズがそれに対して不満だった,とある。だから2003年のインテルのミーティングは,すでにインテルチップ移行が本気で考えられていたのだろうと予想できる。本当にそうなら,G5は,最初から捨て駒だったと考えてよい。では,G5はなんのためにあったんだろう。G4チップも,G3からG4に移行したが発熱が強く処理速度の向上も遅いとダメ出しされて,そしてG5に移行した。G4も失敗だったし,G5もかなり速い段階でダメ出しの存在だったようにみえる。もちろん期待以上に性能があがって利用できればよかったろうが,ジョブズの思っていたようにさっぱりその期待には答えてくれなかった。つまり,ことごとく失敗を続けていたことになる。それらすべてが,今回のインテルチップ移行につながった。普通なら,責任問題だと思うのだが,アップルにとってジョブズはそう云う存在ではない。誰も責任を取らず,失敗も認めずに,果たして,アップルに明日はあるだろうか。いちユーザーとして,ちょっと,きちんと考えたい気分だが。

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